特定非営利活動法人日本キャリア開発協会
キャリア支援グループ リーダー
近藤 佳保里 さん
大卒後 金融機関に就職。結婚を機に退職し、専業主婦期間8年を経て、社会保険労務士法人(現)に17年間勤務。人事労務関連の実務やコンサルティングを通し、多数の顧問企業とコミュニケーションを図り折衝に努めた。2008年取得のキャリアカウンセラー(CDA)資格を活かし、2016年頃から大学生のキャリア形成支援に関わってきた。これらの経験をすべて活かし、2020年より現職。キャリアカウンセリングスキルを活かし社会貢献するとともに、弊会の目指す社会を理解し尽力している。
「理由がある」ということを、仕事においてもプライベートでも考えながら前進しています。
例えば、自分自身が「不満がある」場合、きっかけとなった出来事や思いが必ずあります。また、「満足している」場合にも、なにに満足しているのか、満足に至る背景や理由が存在します。このように、人が行動をするときや、感情が動くときには必ず「理由」が存在します。
仕事に関して、私はリーダーとして、相手から発せられる言葉を丁寧に聴きとることが重要な業務のひとつであると捉えています。「なぜ、そう思っているのだろう」「なぜ、そのような行動をしたのだろう」という、私がわからないことを、決めつけるのではなく、相手から教えていただくスタンスを持ち、日常的に関わりコミュニケーションを図っています。
働く理由に関するアンケートの結果で、「働く理由が見つかったとき」「働く理由を見失ったとき」の、それぞれに「職場の人間関係の変化」がありました。職場の人間関係は、働く理由を見つけたというポジティブなもの、見失うというネガティブなもののどちらにも転じるものであることが判断できます。リーダーとして、関わるとき、双方にとってポジティブでありたいと願って、その人が思っている理由に至る過程を受けとめ、丁寧に聴くことに努めています。
最近、このように努めていても、お手上げだと感じる事情が発生したことがありました。このような場合、私の上司に、自身の考えていることや思いを聴いていただき、私自身の「理由」を語らせていただきます。そうすることで、私自身が、どのように事業に向き合って、どのように職員や、関わる多くの人とコミュニケーションをとっているか等、自分自身を見つめ直せる客観的な時間になります。これがとても貴重で、必要な時間と捉えています。
私どもは、キャリアカウンセラー(キャリアコンサルタント)の団体ですから、周囲に聴いていただける機会にとても恵まれています。自身も資格保有者ですから、日々がその鍛錬で、経験の積み上げの機会です。どのような状況が起こっても、すべては神様からのプレゼントであり、まだまだ勉強が不足しているから、もっと勉強をしなさいということだと捉え、対応しています。
このように、私自身が行動することは、弊会の事業の目的や姿勢を理解し、グループが成すべきこと、継続していくこと、生み出すことを、未来へつなぐためという「理由」があるからです。
9:00
業務開始 ※出社、テレワーク、外出パターンあり。
・メール、ビジネスチャットツールのチェック
・ToDoリスト作成
・オンラインミーティング、リアルミーティング
※社内、社外 両方あり
・資料等作成
12:00~
13:00
休憩1時間 ※時間は自由
13:00
業務
・オンラインミーティング、リアルミーティング
※社内、社外 両方あり
・資料等作成
・※大学でキャリアカウンセリング、講義の日もあり
18:00
退社
・夜間にオンラインミーティングの日もあり
2000年に発足し、キャリア支援の領域でキャリア形成支援の専門家である約2万人のCDA(キャリアデベロップメントアドバイザー)資格会員を擁する国内最大級のNPO法人。「キャリアカウンセリング機能を社会システムとして具現化する」というビジョンのもと、キャリアカウンセリングの普及に努めている。2016年厚生労働省より、国家資格キャリアコンサルタント登録試験機関として登録を受け、ひとりひとりのキャリア形成の実現を支援する専門家育成に関わり、プロフェッショナルとしてキャリアに関わる多くの事業に取り組んでいる。
特定非営利活動法人日本キャリア開発協会(JCDA)