【石塚さんのコラム】社内営業でメンタルヘルス対策
近頃メンタルヘルス対策について、よく考えます。そこで11月にはオンラインセミナーを聴講しました。その中で、「社内営業がいかに大切か」という事例が紹介されていました。メンタルヘルス対策の社内営業とは何でしょうか?
ある会社が悩み相談の窓口を設けましたが、なかなか利用する人がいなかったため、アンケートを実施しました。その結果、どんな人が対応しているのかわからないから利用を躊躇していたという意見が寄せられたそうです。そこで、窓口の担当者が誰なのかを明確に知らせたところ、相談者が増えたという事例です。このように、相談窓口を広く知ってもらうための活動を「社内営業」と呼んでいました。
当社には、健康面や個人の悩みを相談できる担当の看護職がいます。看護職が衛生委員会で健康に関する講話をオンラインで実施して、その講話は社内ポータルで社員が視聴できるようになっています。相談を案内する際には、「衛生講話の看護職の方」と紹介することで、事前に誰が相談に乗ってくれるのかがわかる仕組みです。そのおかげで、相談者は抵抗を感じにくいようです。
私は衛生管理者として、相談者と看護職や産業医をつなぐ窓口の役割を担っています。しかし私自身の役割も社内営業をしないと、まだまだ必要な人に情報が届いていないと感じることもあります。これはメンタル不調の予防対策でもあるので、しっかりと社内営業をしていきたいと思っています。
株式会社マン・マシンインターフェース
石塚 聡子
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