【石塚さんのコラム】「人の数だけ方策がある」サポーター座談会の所感について
前回5月の(初顔合わせ)座談会では、名残り惜しいと感じながらメンバーと別れました。その理由は、どうしようも無くモヤモヤしていたことが、「その悩みや課題、私もあるある」という共通の想いとして共感できる仲間意識を持てたからだと思います。
そして、前回とても話が弾んだこともあり、10月にオンラインで『キャリサポメンバーに聞きたい！情報交換×ブレスト座談会』と題し、近況報告も含めた座談会がありました。
今回の座談会テーマは「女性管理職・リーダー育成に必要な仕組みや、キャリアアップに対するお悩み、躊躇する女性従業員の意識を変えるための方法」。管理職といっても、業種や規模で任される仕事は様々です。近況を語る中でも、どうやって社員の意識を耕していこうか、みんな無から有を生み出すような気持ちで取り組んでいるのだなと感心しました。ここからは、座談会内で出た興味深いお話をいくつかピックアップし、私自身の所感も添えてご紹介したいと思います。
キャリサポの方々の取組事例や考え方について
■社内を巻き込んだ採用活動
現時点で私の最大の課題は、採用活動と社員育成です。近況報告で、あるメンバーの会社が地区でNo.1を誇れるほど、若手や社内を巻き込んだチーム採用がうまくいっているというお話がありました。
これから社員の協力を仰ぎながら学生向けに会社の紹介を行っていこうという時に、どこか手数をかけて申し訳ない気持ちが先に立っていました。しかし一緒に働く仲間を迎え入れるためには、自分ごととして協力してもらう風土づくりが大切だとメンバーの話に背中を押されたような気持ちになりました。
■ムーブメントを起こす
働き方についての取り組み、長時間仕事することを当たり前と思う環境では、まず自分から変えていくことを実践し始めた話も聞けました。
管理職だからと遅い時間や休日に連絡する悪しき習慣をなくそうと、諦めずに自分から早く仕事を終えることを始めたら、周囲にもその取り組みが認められつつあるとのこと。これをムーブメントと捉えて実践する姿を応援する声があがりました。
■相手あってのコミュニケーション
メールも相手にも就業時間があることを考えて送る、テレワーク中のチャットの返し方それら一つ一つが指導になるなど、返す側の配慮のお話もありました。こういった日常の指導は、日々の関係性があってこそです。
■相談される人物像
新しく会う方には、何に悩んで、何をして欲しいのか、よく聴くことというお話もありました。
そのための専門知識の勉強はもちろんですが、知らないことは知ったかぶりしない。調べて返答する。この蓄積が信頼関係につながると、「この人に言っていいかな」という心理的安全性ができてくると実感を持って伝えてくださいました。
管理職になるのを躊躇している女性従業員へのアプローチについてどうするのか。
最後に、それぞれのアプローチについて語りました。
- ・「みんながなりたい管理職」に自分がなる。どういうところが管理職として面白いのか伝えていく。
- ・従業員に管理職になるための取り組みなど、会社が本気度を伝える。(そのためのワークショップ、月１計4回のキャリア面談など実践することで理解を得る)
- ・しっかりと丁寧に本人の意向、将来目指すことの話を聴くこと。
長くなりましたが、今回はそれぞれの役回りから近況を伺うなかにも、そんな取り組みがあるのかと、人の数だけ方策があることを知りました。これからも折に触れてご紹介したいと思います。
このように、ご自身の取り組む課題について、私たちと一緒に語り合いませんか？当事業のコラムが事例集となって、課題解決のヒントにつながることを願っています。
株式会社マン・マシンインターフェース https://www.mmi-sc.co.jp/
TOKYO Women’s キャリア・サポーターとは
都内の企業で管理職として働くメンバーが参加し、女性ならではの視点や、発想を活かした取り組みやマネジメント、悩みや不安をどう解消しているか等、管理職としての日常を発信していきます。是非キャリア・サポーターの日常をのぞいて、あなた自身のキャリア形成のヒントにしてみてください。
「TOKYO Women’ｓキャリア・サポーター」の皆さんと直接会える！
≪女性従業員様向け≫ 集合型プログラム
（ワークや対話を通じて学びを深め、女性同士の横のつながりも形成します）
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☆ 学びと交流の場〈フォローアップセミナー〉
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9. 学び・つながり・広がる キャリアアップのためのワークショップ
※キャリアアップに踏み出す女性応援セミナー 受講者対象。
