サポーターコラム

【石塚さんのコラム】部長職を拝命したきっかけと新たな出会い

当事業でキャリア・サポーターの役割を担っている石塚 聡子 さんです。
令和5 年度もどうぞよろしくお願いいたします。

2020 年10 月の会社統合のタイミングで管理部門の部長職を拝命しました。それまで15 年余り、私以外の社員は（多い時で20 名ほど）技術者という環境で、ずっと「支える」気持ちで業務雑務を一人で行ってきました。
それが2020 年の会社統合で社員が倍以上となりましたが、状況は変わらず。部下のいない管理職として、「いつか」に備えて当事業のセミナーで学んできました。そしてこの5 月に、一緒に管理部門で働く仲間を迎えました。

前置きが長くなりましたが、そのきっかけをお話ししたいと思います。
当事業のスタッフの方より、同じ東京都の事業「レディGO！ワクワク塾」* のお仕事体験企業になってみませんかとお話をいただきました。それは、 出産・育児等により離職し、再就職の時期や自分らしい働き方について考えてみたい女性の方が、いわゆるインターンシップとしてお仕事体験をいただく活動の場を当社に提供してもらえないだろうかというお声がけでした。

技術の体験はハードルが高いと思うので、「中小企業のソフトウェア会社の総務経理」としてなら業務内容をお伝えできると思ってお受けしました。私にとっては自身の業務を他人に視覚化して伝えるチャレンジでした。
それが2 年前のこと。今年で受け入れ企業として3 年目を迎えます。最初の年は年6 回開催し、満足いただけるお仕事体験づくりに必死でした。皆さん、ブランクがあるのを心配して参加されていましたが、すぐにでも即戦力となる方ばかり。そして2 年目の昨年は、当社の総務経理業務に関心を示してくださる方がいらしたので「レディGO！ワクワク塾」 を通して求人票を提示させていただきました。そして採用に至ったのです。

総務業務は未経験でしたが、なにより明るく、挨拶が先に出てくるお人柄に惹かれて、当社の一員として思い描けたステキな出会いとなりました。今まで私が一人で抱えていた業務を、新たな発想を取り入れながら改善できる余地ができたことが有難いです。苦労は二人だと半分になることを実感しており、キャリアチェンジだと思ってもらえるような仕事の伝え方を日々考えています。

現在は2 歳になるお子さんを育てながらの勤務となるので、まずは時給のパートから始めてもらっています。
働き方改革にともなう就業規則の見直しの際に「時短正社員」を導入しました。まだ実績はありませんが、実のある制度として、社員が活躍できる場となるよう、当社の総務として一緒に取り組んでもらえることを楽しみにしています。